雇用保険未支給失業給付の請求手続き

失業保険を受給していたご家族が亡くなった場合、生計を同じくしていた遺族（配偶者、子、孫、祖父母、兄弟姉妹で１人だけに支給）は、亡くなった前日までの未支給分の失業給付を受け取ることができます。教育訓練給付、高年齢雇用継続給付、育児休業給付を受給していた方が亡くなった場合も同様です。請求期限は死亡した日の翌日から６カ月以内です。該当する場合は、亡くなった方の住所地を管轄するハローワークに確認してみましょう。

未支給の雇用保険失業等給付（求職者給付・就職促進給付）の請求は、死亡した受給資格者、高年齢受給資格者、特例受給資格者又は日雇労働求職者給付金の支給を受けることができる者（以下「受給資格者等」といいます。）の遺族であって、その者の死亡の当時その者と生計を同じくしていた者が、未支給の失業等給付の支給を受けようとするときに申請する手続きです。

被相続人（故人）が離職して失業給付を受け取っていなかった場合、受給資格があると認められれば雇用保険を受け取ることができます。受け取る資格があるのは故人の配偶者や子など、故人の収入によって生活していた遺族です。

未支給の失業給付を請求するには、未支給失業等給付請求書のほかに次の書類が必要です。

・死亡した受給資格者本人の受給資格者証
・死亡診断書
・死亡者本人との続柄を証明できる書類（住民票の謄本や戸籍謄本など）
・死亡者本人と生計を同じくしていたことを証明する書類（住民票の謄本や戸籍謄本など）

未支給の失業給付を受け取るための手続きは、請求者本人が職業公共安定所（ハローワーク）に出頭し、失業の認定を受けた上で以下の書類を提出します。なお、請求手続きは、受給資格者が死亡したことを知った日の翌日から1ヶ月以内に行わなければなりません。

雇用保険未支給失業給付申立方法