保険相続手続

お金をかけずに葬儀を行う方法

日本人の約8割は何かしらの生命保険に加入している。
加入理由は、万が一の保障や生活資金の確保など様々だ。
しかしながら、経済的な理由や病歴等によって生命保険に加入したくても加入できない人も存在する。
今回は低資金で葬儀資金を確保する方法を一部紹介する。
将来の葬儀資金を確保できていない方にとって参考になれば幸いだ。

① 葬儀スタイルを確立させる

一般に葬式費用は200万円程度必要と言われている。
ただし、葬儀を行う地域の慣習や故人、遺族の想いを反映した葬儀であれば費用が上乗せされるのは言うまでもない。
金銭的な理由から一般的な葬儀を行えそうにない場合は「家族葬」がおすすめだ。

家族葬は葬式費用を大幅に抑え身内だけで密やかに行う形式の葬儀だ。葬儀費用も数十万円程度で間に合わせることも可能なため、後述する生命保険で備えられる。

② 葬儀費用は生命保険で確保する

多くの人は生保に加入しているとはいえ、生命保険に加入する資金に余裕もなく、月々5,000円を生命保険に拠出するのも厳しい方も大勢いる。
そのような方には「無選択型終身保険」がおすすめだ。

無選択型終身保険とは、病歴などに関係なく誰でも加入できる終身保険だ。
また、加入時の年齢に応じて死亡した際に支払われる保険金額が異なるのもこの保険の特徴だ。

たとえば、月々4,000円を保険料として支払った場合、70歳に加入した場合は死亡保険金が40万円、75歳に加入した場合は死亡保険金が35万円といったイメージだ。
誤解が無いように一点付け加えておきたいが、無選択型終身保険は誰でも加入できるが「加入年齢の制限」がある。

無選択型終身保険は、葬式費用を確保するための「最後の砦」だ。加入する側からすると効率の良い生命保険はたくさん存在する。したがって、若いうちからしっかりとした保障を確保しておくことが望ましい。

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