相続のトラブルシューター、相続診断士
相続というと「お金持ちの人の問題でしょ?自分には関係無い」と思う人も多いかもしれないが、2015年より相続税の基礎控除枠引き下げが実施され、実際は他人事ではなくなってきている。 また、相続問題で、家庭裁判所で争っているケースの74%は実際に相続税のかからない5,000万円以下の遺産分割であると言われ...
相続でもめたくない人のために
連絡がつかない相手との均衡はかなり大変だが、遺産分割協議は相続人全員の参加が前提のため、無視することはできない。 相続人が生きていることは確かだが、連絡がとれず住所も不確かな場合は、まずはその人の住所を特定する必要がある。 戸籍を追っていくと行方不明者の現在の本籍地がわかる。 その本籍地の市町村で発...
相続税など知るものか!こんなにある、控除の特例
増税、増税と騒いでいるが…… 相続税の基礎控除額が大幅に減額されたことを受け、「課税対象となる家庭が1.5倍に増える」「都内に一軒家をもっている方は要注意」などと、不安をあおるかのような発言や文章が巷間に流布している。 しかし、一歩立ち止まって冷静に考えていただきたい。 たしかに基礎控除額のみ見れば...
おひとりさまの財産はどこへ
今年の一月より相続税基礎控除が改正され、相続対策に高い関心が集まっている。 巷では「親族間でもめない相続対策」がよく聞かれるが、分けるべき資産があっても分けるべき親族がいないおひとりさま、いわゆる「相続人不存在」の場合はどうなるのであろうか。 そもそも相続人不存在とは、被相続人(死亡した人)に相続人...
相続放棄すれば責任なし、は大間違い
親が残してくれる財産の中で一番に問題になっているのが、古くなった実家の処分についてだ。 住宅ローンや借金などがあれば相続人は相続放棄という手段で決着をつけることができる。これは積極財産(プラスの財産)・消極財産(負債)いずれも、一切相続しないと宣言することで、これを実行するには、遺産分割協議で他の相...
どこに相談する?相続相談先の得意分野
いざ相続が発生した際、どこに相談するだろうか? 相続税だから税理士?それとも弁護士? 相続を相談する先にはそれぞれの得意分野がある。まずは、その得意分野を理解し、自分にあった相談先に効率良く相談したい。 弁護士 相続が調停や裁判に発展すると、煩雑な手続きが必要となる。 その場合弁護士だけが代理人とし...
借金を相続したくない人のために――遺産相続、三つの方法
特に生前事業を経営していた方は、それに関連する債務を抱えていることが少なくない。通常の相続方法(単純承認)だと、プラスの財産だけでなく借金まで引き受けることになるため、相続によって不利益をこうむることもあり得る。 そこで、三つある相続の仕方のうちお勧めの仕方を、ケース別に紹介したい。 ...
不動産を相続して、その後どうする?
財産に不動産はあるか そもそも、相続財産に不動産が含まれているかを確かめるにはどうするか。 故人の住んでいた家が借家や賃貸でなく持家であること、居住地以外の不動産をもっていることなどを確認するには、まずその土地の権利証(登記済証、登記済権利証とも)を探そう。 ただ、これが無くても、毎年5月に役所から...