遺言書は敷居が高くて……という方に。エンディングノートはいかが?
エンディングノートとは 遺言書さえあれば遺産分割の際、遺産がどこにどれだけあって、それをどう分けるかについて遺族が思い悩むことが格段に少なくなることはこれまで述べてきた通り。 しかし、単刀直入に切り出すか迂遠な交渉をするかにかかわらず、遺言書を書いてほしいという要求を相手に伝えるのは、やはりはばから...
子供のためを思ってやったのに……恨みを買う名義預金
名義預金が招いた悲惨なお話 先祖代々の拳法を受け継ぐアスリートのK志郎は父R健を亡くし、彼の遺産を相続することになった。 資産家でもあった父の遺産は億に達するほどだったが、K志郎は四人兄弟の末っ子であるため受け取る額も四等分(全財産を我が物にしようとする野望の持ち主はいなかった)。 「俺の相続財産は...
遺産分割の話し合いが進まなくて困ったら
話し合いがまとまらない三大パターン 被相続人が亡くなり、葬儀など死後の儀式を一通り済ませた後決めなくてはならないのが、故人の財産をどう処分するかということ。 これについて相続人が話し合うことを遺産分割協議というのだが、厄介なルールがいくつかある。 遺産分割協議には相続人、つまり相続資格のある遺族や、...
親の財産が、ぶっちゃけいくらか分からんという方へ――財産額を推定する方法
財産額を把握しろとは言うけれど…… 最前の記事では故人の財産額を把握することの重要性を説いたが、いざ計算しようと思って、はたと行き詰まる方も少なくない。 というのも、故人が財産目録を残してくれることはまずなく、表立って「自分にはいくらの財産がある。内訳は、不動産が○○円で、預貯金が○○円で……」など...
家族が亡くなったとき、すぐしなくてはならない手続
大切な家族を亡くされた皆様へ 相続ドットコムより、故人のご冥福をお祈り申し上げます。 悲しみに呉れる皆様のお気持ちは承知しておりますが、人が亡くなられたからには各所で必要な手続というものが発生し、これを履行しない、あるいは期限を守らないといった事態になりましたら、様々な不利益をこうむることになります...
合法的に借金を踏み倒す方法
相続放棄すべきはこんな時 「借金を相続しない方法」でも述べたように、相続できる財産は決してプラスの財産だけでなく、負債も含まれる。 そしてプラスの財産だけを貰って借金は放棄するということが許されない以上、自分は借金を含めて故人の財産を受け継ぐのか、それとも自らの権利を放棄するのか、出処進退を明らかに...
相続は専門家に任せて万事解決?甘い!
手続代行は、確かに便利だが…… 当サイトを含め、昨今では多くの相続専門のサイトや行政書士等の専門家が、相続手続きを代行するサービスに着手している。 これを利用すれば、たしかに利用者にとっては煩雑な書類作成や必要書類の準備といった作業から解放されるため、便利なことこの上ない。 だが、そこ...
親心が仇に?『特別受益』のトラブル
特別受益とは? これまで、いくつかの記事で寄与分について解説してきた。 これは簡単にいえば、子が親(被相続人)に大きな貢献した場合、それが遺産相続の際に認められ、その子の取り分が多くなることがある、というものだ。 では、逆に親から子に高額な援助を行い、それが原因で相続時に取り分が減るようなことはある...
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