遺産分割協議書にはこれを書け!
ここに遺産がある。さて、どうしてくれようか これまでたびたび遺産分割の難しさを説いてきた。 各家庭によって事情は当然異なるものの、相続でもめる原因の多くは、 1)不動産など、そもそも財産が分けにくい種類である 2)遺族間のコミュニケーションが普段から希薄で、話し合いが進まない が大半を占めるようだ。...
平等に分ければ相続トラブルは起こらないと思っている方へ――平等ってなんで・・・
平等ってなんだ? これまで、財産額の多寡にかかわらず相続にまつわるもめ事は起こり得ると度々述べてきた。 また、財産をめぐるトラブルが多いのは、資産家というより、自宅や生命保険金などを含めても相続税の対象とはならないいわゆる「普通の家庭」であることも指摘してきた。 そこで、一部の方はこう...
中居君と考える、残された家族のための終活
家族のための終活 中居正広が司会を務める番組『中居正広の終活スペシャル』(2015年2月21日放送)は、「終活」つまり「死」を迎えるまでにどのような準備を整えておくべきかについて学ぶという趣旨で制作された番組だが、この中で中居は興味深い発言をした。 「天国とは“二人の国”と書きますよね、だからやはり...
遺言書を書いた方がいいのはこんな時
これまで遺言書の書き方、種類などを説明してきたが、全ての家庭に遺言書が必要という訳ではない。 今回は、遺言書がなぜ必要なのか、そして書いた方がよいのはどういう場合かを二回に分けて解説しよう。 まず、遺言書が無いとどうなるか。 遺言書に関する今までの記事を読まれた方は、こう疑問に思われることがあるかも...
遺産分割の話し合いが進まなくて困ったら
話し合いがまとまらない三大パターン 被相続人が亡くなり、葬儀など死後の儀式を一通り済ませた後決めなくてはならないのが、故人の財産をどう処分するかということ。 これについて相続人が話し合うことを遺産分割協議というのだが、厄介なルールがいくつかある。 遺産分割協議には相続人、つまり相続資格のある遺族や、...
親の財産が、ぶっちゃけいくらか分からんという方へ――財産額を推定する方法
財産額を把握しろとは言うけれど…… 最前の記事では故人の財産額を把握することの重要性を説いたが、いざ計算しようと思って、はたと行き詰まる方も少なくない。 というのも、故人が財産目録を残してくれることはまずなく、表立って「自分にはいくらの財産がある。内訳は、不動産が○○円で、預貯金が○○円で……」など...
家族が亡くなったとき、すぐしなくてはならない手続
大切な家族を亡くされた皆様へ 相続ドットコムより、故人のご冥福をお祈り申し上げます。 悲しみに呉れる皆様のお気持ちは承知しておりますが、人が亡くなられたからには各所で必要な手続というものが発生し、これを履行しない、あるいは期限を守らないといった事態になりましたら、様々な不利益をこうむることになります...
相続は専門家に任せて万事解決?甘い!
手続代行は、確かに便利だが…… 当サイトを含め、昨今では多くの相続専門のサイトや行政書士等の専門家が、相続手続きを代行するサービスに着手している。 これを利用すれば、たしかに利用者にとっては煩雑な書類作成や必要書類の準備といった作業から解放されるため、便利なことこの上ない。 だが、そこ...