火葬時の心臓デバイスの取り扱いについて
国内の新規植込み型心臓デバイスの件数は、植込み型除細動器(ICD)や両室ペーシング機能付き植込み型除細動器(CRT-D)も含めると、最近では毎年、数万人のかたが新規に利用されているようです。日本では、死後、火葬されるのがほぼ100%ですので、火葬される際に、心臓デバイスの取り扱いについては注意する必要があるようです。火葬される際には心臓デバイスを摘出しておくのがベターだと思いますが、できない場合もあると思います。少なくとも、火葬場には事前に心臓デバイスの利用状況の情報を伝えてく必要があると思います。詳しくはネットで検索してみることをお勧めいたします。独り住まいで被相続人以外のかただと、相続人が被相続人の心臓デバイスの利用情報を知らないことも起こり得ます。医療情報についても記録に残しておくことも必要に思います。
全国の火葬場数について、特定非営利活動法人日本環境斎苑協会の調べでは、 H30年(1998年)には1454施設の火葬場があります。